idei chiyuki
特許庁が推進している「デザイン経営」とは?

こんにちは。コミュニケーションスムージーです。
みなさんは、現在、特許庁が「デザイン経営」を推進していることをご存知ですか?
2017年7月に有識者を集めた「産業競争力とデザインを考える研究会」で議論され、2018年5月に報告書(『「デザイン経営」宣言』)が取りまとめられました。
デザインは「人(ユーザー)視点で問題を定義し、デザインによって解決する」ことが最大のミッションです。
データや理論のみで組み立てる戦略とは全く異なります。ユーザーのインサイトや目的、自社が提供すべき機能やなどの本質的な部分は、数値からは見えてきません。
「これまでいろいろな手法を試してみたものの経営状況が伸び悩んでいる、何が足りないのか?」...そんな停滞感漂うビジネス界に光を差したのが「デザイン思考」なんですね。
現在のように人々の志向が多様化した世の中では、紋切り型の方法論では手応えを得難い状況になっています。そのため、ターゲットを絞り、真の需要を見つけ出すことが、競争力向上のカギとなる...というわけです。
世界の先鋭的な企業や革新的な商品・サービスは、必ず「経営」と「デザイン」を両輪にした戦略が練られています。
また、デザイン経営は長期的に行ってこそ大きな成果が得られるものなので、
そこを考えると、いち早く「デザイン経営」を導入した事業者が、時代の変化の中でも足踏みすることなく、先んじて抜け出していけるのだろうと思います。