idei chiyuki
小さな組織のデザイン戦略と3つの利点

こんにちは!コミュニケーションスムージーです。
弊所では、『デザイン部門を持たない事業主様の「売上」と、事業主様の「お客様の利便」をつなぐ』をスローガンにしたサービス「デザイン一元管理(デザイン戦略+デザイン実務)」のご提供を始めました。
経営目標に沿った形で、1年間(場合によっては2・3年越しで)のデザイン戦略を立てて各種アウトプットを展開していくサービスです。
ご発注をいただくことからスタートする「成果物納品」ではなく、年間を通してご契約をいただくことで一貫した宣伝広報活動を持続的に行うことが可能となり、結果として「ブランド」の獲得が実現します。
詳しくは代表出井までお問い合わせくださいませ。^^
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さて、最近はビジネスや経営に関する記事の中でも、デザイン思考やアート思考、デザイン経営という言葉がよく出てきますので、関心を持たれている方もいらっしゃるかと思います。
とはいえ、経営に「デザイン戦略」を取り入れることのメリットについてなかなかイメージを持てないのが実情ではないでしょうか。
2018年に特許庁がまとめた「デザイン経営宣言」には、
「デザイン経営」の効果や、実践のための7つの具体的な取り組みが掲載されています。

<出典/特許庁ホームページ(特許庁デザイン経営プロジェクトチーム作成資料)>
「デザイン経営宣言」は有識者による研究を経てまとめられたもので、
「デザイン経営」の効果として企業の産業競争力の向上につながると結論づけされています。
「デザイン戦略」を経営に導入することで得られる3つの利点
競争力の向上につながるのはわかったけれど、具体的にはどんな効果があるの?という疑問の声にお答えしますと...
1. 事業または商品・サービスの価値が高まります
→ ■なぜ?その理由は?...
一目瞭然という言葉があるように、情報がギュッと詰め込まれた「視覚情報」の伝達スピードは言語をはるかに超えていきます。また、記憶に残る効果は比ではありません。
2 一貫性のあるアプローチができます
→ ■だから何?...
小さい組織においては営業力は絶対的に必要なリソースです。ただ、これから大きく業績を伸ばしていこうと考えたときには、広報宣伝活動にも力を入れていくことになりますよね。
ただ、イベントやキャンペーンの告知など単に「情報を伝える」だけの広報宣伝活動では思うように伸びていかないでしょう。鈍化した状況には試行錯誤が欠かせませんがデザイン戦略に則った一貫したアプローチによってそれが可能になります。
3 ブランドが形成され、優良顧客に好かれます
→ ■本当に?...
デザイン戦略によるアウトプットは単なる情報伝達物ではなく、事業や商品・サービスの背後にあるもの(技術・理念・文脈・哲学など)を含めた、いわば「人格を持った人」を送り出すことと同義であり、非対面での営業活動であると言えます。
例えば、同業者が皆で同じ提供物を扱っていたとしても、デザイン戦略によるアウトプットを行っていれば、(良い意味で)自ずと違いが出てくるものなのです。
この「自ずと出てくる違い」こそがブランドです。
デザイン戦略を立てた後は一貫したアウトプットを続ける必要があり、いわゆる「ブランド」の形成は一貫したアウトプットを続けた結果の賜物であります。
そして、その唯一無二の部分に共感してくれる方々が自社のよき理解者(優良顧客)となってくれるので三方良しの経営につながります。
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いかがでしょうか?
デザイン戦略とは「イメージの統一化」であり、デザイン戦略で得られる3つの利点を一言で言いきってしまうと、イメージの統一化によって「事業価値」が向上する、と言えます。
当事務所はデザインを起点とした企画提案が得意なデザイン編集事務所です。
デザイン戦略の導入にご興味がございましたらぜひお気軽にご相談ください。^^